スケートボードHOW TOフラット編 「デッキの前後を入れかえるショービット」

目で見て確かめるよりもリズムを重視

それではショービットの動作を確認していきましょう。

プッシュでスピードをつけたら、先ほどレクチャーした、後ろ足はテールの端にツマ先がかかるように置き、前足はデッキの中心より前方に置くスタンスをとります。広めのスタンスでデッキコントロールを安定させることが鍵になります。そうしてデッキの回転に備えましょう。

次にデッキを180°水平に回転させるため、後ろ足でデッキを背中側へ軽く蹴り出します。具体的には円を描くように、後ろから前方に押し出すようなイメージになります。同時に、デッキの水平回転をジャマしないように前足を軽く浮かせましょう。このとき非常口サインの人物のような姿勢を意識してみてください。身体に力を入れすぎないことがポイントになります。

そうして浮かせた前足を下ろすタイミングで回転したデッキをキャッチしにいきます。デッキの回転は意外と速いので、狙って捉えるというよりも、テンポよく行うことが大事になります。腰から下の動作だけでトリックを行い、頭の高さを上下させないようにして、浮かせたままの前足が下りてくるタイミングで半回転させるリズムを身体で覚えるようにしましょう。

最後に前足でキャッチしたデッキに浮いていた後ろ足を乗せてホールドし、膝・腰から下を軽く沈め衝撃を吸収すればメイクです。テールを蹴り出してから後ろ足でデッキを捕らえるまで、一連の流れにスピード感を持たせることがキーポイントです。まばたきする間に終わってしまうようなイメージでやってみましょう。

次項では前後の2アングルから、さらに細かなポイントを解説していきます。