スノーボード パークとは?アイテムの種類やおすすめのパーク・板などご紹介!

パークアイテムの種類

無数にあるアイテムの種類

アイテムは上に書いた代表的なもの以外にも様々なものがあります。また、スキー場ごとに独特なアイテムを作っているところもあり、まさに無数です。ここでは代表的なアイテムの中にある代表的なものを中心に挙げていきます。

キッカー系

キッカーとは基本的には雪で人工的に造ったジャンプ台のことを指します。キッカーは種類が本当に多いですが今回は僕が経験したことがあるキッカー系の種類を挙げていきます。また便宜上スパインとヒップに関してもここで言及していきます。

キッカーの大きさ

キッカーの大きさは 【リップからランディングの始まりまでの距離】 で言います。「あのキッカーのサイズは○m」という話を聞いたらそれだけ飛ぶ距離があるということです。

キッカーの2種類のタイプ

キッカーにはさらに打ち上げ系(ぶっ飛び系)と横っ飛び系の2つのタイプがあります。打ち上げ系は高さを出すキッカーでフラット(アプローチ中の平らな部分)からリップ(キッカーの飛び出し部分)にかけて斜度がきつくなっています。横っ飛び系は距離を出すキッカーでフラットからリップにかけての斜度が緩やかになってます。両方ともメリット・デメリットがあり、打ち上げ系は高さを出す分キッカー自体は小さくでき、使う雪は少なくできます。デメリットは高く飛ぶ分落ちたときの衝撃は強く、へたな転び方をすると怪我をする可能性が高くなります。横っ飛び系のメリット・デメリットは打ち上げ系の逆でキッカーが大きくなり雪を多く使いますが高さが出ないので怪我をする可能性は打ち上げ系に比べ低くなります。なお、ここで使った《打ち上げ系》《ぶっ飛び系》《横っ飛び系》は僕がスキー場で働いていたとき使っていた言葉です。ほかのスキー場では使われていない可能性がありますので注意してください。

・キッカー

代表的な形のジャンプ台と着地(ランディング)が分かれているものを言います。今はテーブルトップやキャニオンなどもキッカーの呼び名で統一していることが多いです。

・テープルトップ

ジャンプ台とランディングに間が繋がっているアイテムのことを言います。高さが出ないように設計されているのがほとんどで、初心者用のアイテムとして設置してあることが多いです。

・キャニオン

テーブルトップとは逆に、ジャンプ台とランディングの間の雪を無くしたアイテムのことを言います。上級者向けのアイテムとして設置されています。設置し始める時期は春先など雪が少なくなってきた頃からです。また巨大なキッカーを作るときは雪が足らなくなり、キッカーとランディングの間の雪を削って自然とキャニオンになってしまう場合もあります。

・スパイン

ジャンプ台から飛び出したあとランディングが前方のみじゃなく左右どちらかにも降りられる作りになっているアイテムのことを言います。ここでは打ち上げ系のキッカーの1つとして出しています。

・ヒップ

ジャンプ台から飛び出したあと、左か右のどちらかしかランディングが無いアイテムのことを言います。こちらもスパインと同様に打ち上げ系のキッカーの1つとして出しています。また、スパインとヒップは形が似ているので両方の呼び名で表示しているスキー場もあります。なのでスキー場の呼び名で呼んであげてください。

ジブ系

ジブ系とは手すりやオブジェなどストリートでスケートボーダーが擦っていたようなアイテムをパークに設置したものの総称です。金属や木材などの上をスノーボードで擦る遊びをするアイテムです。

・レール

手すりです。レールの中にも様々な種類があり、曲がっているカーブレールや段差のあるキンクレールなどが代表的なものです。レールの形状も数種類あり、代表的なので丸パイプや角パイプなどがあります。

・ボックス

レールと違い面が広いジブアイテムの総称です。レールの形状で面だけを広くしたTボックス、面と同じ広さで雪に埋設してあるナローボックス、面が広いナローボックスのワイドボックスなど代表的なボックスです。

・ドラム缶

雪に埋設してあり半分だけ出ているドラム缶です。そのままです。遊び方が多く、ただ飛び越えるだけやテールタップ、上手い人だとノーズタップついでにフロントフリップなどする人もいます。

・ウォール

雪に埋設してある急な斜度を持つ壁です。材質は主に木材が使われ、スキー場によっては表面に人工芝などが付けられています。

・塩ビパイプ

塩ビパイプを雪面に埋め込んだアイテムです。手軽に挑戦できるアイテムですが意外と難易度は高く、最初から最後まで擦りきるのはなかなかできないです。

パイプ系

パイプを切ったような形をしたアイテムのことを指します。特にハーフパイプはスノーボード競技の中で初めてオリンピック競技になったこともあり、スノーボードに興味が無い人でも知っているくらいメジャーなアイテムです。どれくらいメジャーかというと以前は『スノーボードやってるの?じゃあハーフパイプやっているんだ』というようにスノーボード=ハーフパイプをやっている人という謎の図式ができた時期があった位です。

・ハーフパイプ

パイプを半分に切った形状をしているアイテムです。斜度と左右の壁を利用して何度も飛びトリックを繰り出す遊びができます。ハーフパイプは左右の壁に並びますが大抵は左右交互にドロップインします。

・クォーターパイプ

ハーフパイプをさらに半分にした形状のアイテムです。ハーフパイプとは違い一回だけトリックを繰り出すアイテムになっています。

その他

パーク内にも造られている場合もありますが、主にスキー場のコースの途中などに作られているアイテムです。

・バンク

車のレースのコースやスノーボードクロスのコーナーにも使われているバンクを雪で造ったアイテムです。コースの端などに造られており、滑るスピードを利用してコーナーで遠心力を感じる事ができるアイテムです。

・ウェーブ

波状に形成されているアイテムです。主に広くなだらかなコースの端のほうに造られています。オーリーのタイミングやキッカーでやる簡単なトリックの練習などに利用できます。

・マウンド

野球のマウンドのような形のアイテムです。場所によってはマウント(山)と表現されるところもあります。マウンド単体ではなく、ジブアイテムのドラム缶などと併用される場合が多いです。

パーク初心者が遊ぶうえでの注意点
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