スノーボード グラトリ板のおすすめとは?選び方や人気ブランドをご紹介!
グラトリに合う、板選びのポイント
グラトリには、グラトリ専用の板はありません。グラトリに向く板のポイントについて解説していきます。
① 板の長さ
通常スノーボードの板の長さは「身長-15㎝」の長さを基準とし、この基準に合わせて長さに変化をつけて滑りやすさや板の操作性をアレンジします。板が長いと安定感がありますが操作性は悪く、短いと安定感はなく操作性が良くなります。
グラトリの場合、板を細かく操作する必要があるため短めの板が良いとされており、「身長-20cm前後」の長さが最適です。
② 板の形状(板を真上から見た時)
板を真上から見た時の形状には種類がありますが、ノーズとテールが同じ長さの「ツインチップ」、ノーズが長い「ディレクショナルツイン」が最適とされています。この形状の違いによって、扱いやすさが変わります。
ツインチップ
左足を前にしたレギュラースタンスから右足に切り替えるといった、板を180°回転させるスイッチスタンスを多用する場合にぴったりです。グラトリはスタンスを切り替えることが多いため、どちらのスタンスでも滑りやすい左右対称の板がおすすめです。
ディレクショナルツイン
スイッチスタンスをほとんどしない方や、グラトリだけでなくゲレンデを普通にライディングしたいという方におすすめです。グラトリもやりたいという方にはおすすめですが、自分のやりたいことやスタイルに合うものを使用します。
③ 板の形状(板を真横から見た時)
板を真横から見た時の形状にも種類があり、グラトリに向き不向きなものがあります。中でも「フラット形状」が扱いやすいとされ、その他ロッカー形状とキャンバー形状が合わさった、「ダブルキャンバー形状」も操作しやすく最適です。自分のスタイルに合う形状を選びます。
フラット形状
その名の通り、接地部分が平坦になった形状です。
板が雪面に引っ掛かりにくいため、扱いやすいとされています。キャンバー形状より板をコントロールしやすく、ロッカー形状よりも反発力に期待することができます。
ダブルキャンバー形状
ビンディング周辺が盛り上がり、ノーズとテールが反り上がった形状です。
逆エッジになりにくいため踏ん張りやすく、トリックを楽に仕掛けやすい構造です。オーリーに高さを出したりフリーランなど、あらゆるシーンで使える万能なタイプです。
ロッカー形状
U字のように、ノーズとテールが反り上がってしなっている形状です。
逆エッジになりにくいため転倒しにくく板をコントロールしやすいメリットもあり、プレス系のトリックがしやすくなります。
しかし鋭いターンがしづらく反発力も弱いため、フリーランやオーリーなどで高さを出すには難しさを感じます。
キャンバー形状
センター部分が盛り上がり、ノーズとテールの先端が反り上がっている形状です。
ロッカー形状と異なり雪面との隙間ができることで、反発力を利用しやすくオーリーで高さを出すことや鋭いターンを可能にします。
オールマイティーに使えるタイプですが、プレス系のトリックでは脚力が必要になるデメリットが挙げられます。
板のそれぞれの形状は、好みで選んでも問題はないとされていますが、自分のスタイルも考慮して選ぶことがおすすめです。
④ 板の柔らかさ・硬さ
板の柔らかさや硬さでも、グラトリに影響してきます。
柔らかい場合
柔らかいと板がしなりやすくなるため、脚力がない方におすすめで、プレス系のトリックも行いやすくなります。しかし、オーリーやノーリーなどの板を曲げた時の反発力を使うトリックがしづらくなります。それでも総合的に見て、柔らかめの板は初心者の方でも十分トリックをしやすいため人気があります。
硬い場合
板の反発力が欲しい方や高さを出したいという方、回転系のトリックを極めたいという方は硬めの板がおすすめです。初心者の方であれば、グラトリに必要な脚力もそれほどないため柔らかめの板が良いですが、スノーボードにも慣れてグラトリを追求していきたいというスタイルの方であれば、硬めの板がおすすめです。
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