スケートボードクルージングとは?!パーツの選び方や乗り方をご紹介!
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クルージングに適したセットアップ
トリックをすることを目的としたスケートボードに対して、クルージングを目的としたデッキははクルーザーボードやクルージングボードと呼ばれています。
クルージングに最適なパーツは色々な特徴があります。それぞれパーツ別に解説いたします。
デッキ
厳密にこれがクルージングに適しているというデッキはありませんが、スピードが出るので安定感を得るために大きめのデッキのほうが、初心者は望ましいでしょう。
クルーザーボードの括りで、より走行性能に特化したものとしてロングボードと呼ばれるものがあります。ロングボードは通常のストリートで使用するデッキよりもかなり大きく作られていて、安定した滑走が可能となります。またサーフィンをする人たちの陸上でのトレーニングにもロングスケートボードは使われています。
ウィール
ウィールは硬い「ハードウィール」と柔らかい「ソフトウィール」の2種類ありますが、クルージングに使われるのは柔らかいソフトウィールです。
硬いハードウィールはクッション性が無く、路面の状態をスケーターに直で伝えます。路面状態が悪い場所だと振動が伝わって安定感が損なわれてしまいます。ハードウィールは小石や段差でもつまずきやすくなるので、クルージングに適していません。トリックに向いたウィールです。
ソフトフィールは多少の悪路でも衝撃を吸収してガンガン進んでくれるので、スムーズなクルージングを楽しめます。
また、クルージングにはサイズの大きいウィールが最適です。ウィールが大きいと1回転で進む距離が延びるので、1度のプッシュで長い距離を進めるので楽になります。
クルージングに適しているウィールは柔らかく、大きいサイズのウィールが理想的です。
トラック
トラックはデッキとウィールを繋ぐ金属のパーツです。ターンの性能に大きく関わり、スケボーの中でも特に重要なパーツです。
トラックには「HI」と「LO」の2種類ありますが、クルージングにはHIトラックが最適です。
上記でクルージングには大きいサイズのウィールが最適と解説しましたが、LOトラックに大きいサイズのウィールを装着すると、カービングでデッキを傾けたときにウィールとデッキが接触してしまって急ブレーキがかかってしまいます。
デッキとウィールが接触してしまう現象を「ウィールバイト」と言います。
ウィールバイトが起きないようなセッティングにするためにはHIトラックが必要です。現在主流のトラックはLOトラックなので、大きいウィールに変更するときはウィールバイトが起きないか確認してから交換しましょう。
もしくはライザーパッドというトラックとデッキの間に挟み込むパッドもあるので、必要であればこちらを使っても高さをあげましょう。トラックの硬さなどによっても変わってきますが、目安として55mm以上の大きさになると入れる人が多いです。ただしライザーパッドを入れると今までのビスでは長さが足りなくなるので、セットで購入するようにしましょう。
HIトラックはウィールバイトを防ぐ他にも、ターン性能を高める役割があります。車高が高くなるのでトラックの可動域が広くなり、ターンの時にデッキをより傾けることができるので、キレのあるターンが可能となります。