サーフショップ「カルホルニアハワイプロモーション」を徹底取材!
東京2020オリンピックのサーフィン競技会場となる千葉県長生郡一宮町の釣ヶ崎海岸。そこからわずか数キロの海岸沿いにお店を構えるのが老舗サーフショップ「カルホルニアハワイプロモーション」。頭文字を取って“CHP(シーエイチピー)”の愛称で知られ、平日・週末を問わず、多くのお客さんで賑わっています。そんなCHPでマネージャーを務めるのが河野正和さん。実は日本プロサーフィン連盟(JPSA)で1997年、2001年、2002年と3回もグランドチャンピオンに輝いた超有名サーファーなんです。でも、そんなことを感じさせない親しみやすい笑顔が印象的な河野さんは、“ズッチョ”のニックネームでみんなから愛される存在。今回はそんなズッチョさんにCHPのことを掘り下げて聞いてみました。
photo: Pedro Gomes
創業はなんと1970年代!
CHPがスタートしたきっかけはなんでしょうか?
1972年に先代の会長の中村一巳が千葉市内でサーフショップ・ナカムラをオープンしたのが始まりです。1975年にその先代がアメリカに行ったんですが、半年くらい滞在したときにサーフボードビルダーのノウハウを学んできたようです。レジェンドのタック・カワハラと知り合い、彼を通じてデューイ・ウェーバーとも出会ったと聞いています。それから1976年にお店を現在の一宮町に移し、工場もオープンさせました。その頃はアメリカ滞在時に出会ったデューイ・ウェーバーのサーフボードをライセンシーで作っていましたね。それから一度名前をサンウェーブに変えたんですけれど、間もなくカルホルニアハワイプロモーション、CHPと変更して、今もずっとその名前でやっています。
1976年というと、一宮町にはサーフショップがほとんどなかったんじゃないでしょうか?
そうですね。なんにもなかったです。そのとき、一宮町の海岸沿いにはCHPしかサーフショップはなくて、もう少し南に下ったところにTanyさんとTed’sさんがあったくらいです。
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