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ボルダリング スラブとは?怖いイメージを払拭する上達のコツとは?

ボルダリング スラブとは?怖いイメージを払拭する上達のコツとは?

スラブの攻略方法

ここからは、スラブを登り切り成功させるための攻略方法を紹介していきます。なかなか上手くできずにいた方も、これから紹介する方法を参考にしてみてください。

① ソールを磨いてみる

一番手軽にできる方法からご紹介。それは、シューズのソールをしっかりと磨くことです。不安定なホールドが揃うスラブでは、その不安定なホールドに足を置くことになります。そのためにも足はかかとを下ろしホールドを踏むという意識が必要になってくるのですが、より摩擦力を上げるためにソールを磨きます。

② 登る前にホールドの確認を

スラブは足が重要なカギを握ります。特に初心者の方は、ホールドを良く見ずに近いホールドに移動してしまいがちです。そうすると、進行方向に対して動きにくくなるホールドに足を置いたり、自ら動きにくくなってしまう足の置き方をしてしまいます。あらかじめ体重をしっかりと乗せられるホールドを探して確認しておきます。

③ 乗り込みを意識する

スラブにはそれほど多くのムーブは必要になりません。しっかりとホールドに乗ることができると、体重を軽減することができ次のアクションが起こしやすくなるためです。そのため、次のホールドを掴むためのムーブではなく、どの足で乗り込み立ち上がるか、といった足の使い方を考えることがカギになります。

④ 勢いはいらない

ホールドに乗り込む時には勢いは必要ありません。ただでさえホールドが悪いため、バランスを崩しやすく落下に繋がります。ゆっくりと立ち上がり、体の重心を下半身や足に持っていくことを意識して、踏ん張る力としてキープします。下半身で踏ん張る力があると体が安定し、腕を使わなくても体を支えることができるのです。

⑤ ソール全体で接地する

足に負荷をかけて、地面を歩くように丁寧にホールドを踏むこともポイントです。小さいホールドの場合には包み込むような意識で踏み、フラットなホールドの場合は面で乗ります。点乗りでは、体重がかかりにくく滑りやすい状態になってしまいます。接地面積を広くすることで摩擦面積も広がり、面圧も高まり滑りにくくなります。

⑥ 素早く足を離す

重心を下げたままだったり、フットホールドに足を置いたままでは、後ろに体重移動してしまい立ち上がりが難しくなります。次のホールドに移るために、前のホールドから素早く足を離し、片足で乗り込めるようにします。また離した片方の足を壁に当ててスメアリングしながら移動すると、重心が取りやすく乗り込みやすくなります。

⑦ 体重移動は体を曲げて

踏み足がホールドに乗った状態でなければ、スムーズに体重移動を行うことができません。この時にポイントとなるのが、進行方向と反対側の体で、その時一番楽な部分を曲げて「たわみ」を作ることです。この予備動作ができると、踏み足に荷重をかけることができ、踏み込む力となり、距離を出すこともできるようになります。

⑧ 頭と手でバランスを

バランスは頭と手の位置によってとることができ、重要なポイントでもあります。例えば、右方向に進みたい場合、足を動かさなくても頭と手を右側に向けて倒すことで、体を移動しやすくなります。目的の箇所よりも行き過ぎてしまう場合には、頭と手を左側に向けて持っていくことで、ストッパーとしての役割も期待できます。

>>スラブで注意すること

この記事のライター/カメラマン

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