1. ボルダリング キョン(ドロップニー)とは?やり方とコツをご紹介!

ボルダリング キョン(ドロップニー)とは?やり方とコツをご紹介!

ボルダリング キョン(ドロップニー)とは?やり方とコツをご紹介!

目次

ドロップニーとも呼ばれるキョンは、初心者の内に覚えたいボルダリングのムーブの一つです。男性に比べ女性がよく使うムーブとしても知られ、フットワークの上手なクライマーも多用する、安定感のある登りができるムーブとされています。そんなキョン/ドロップニーについて、やり方からコツまでご紹介していきます。

ボルダリング テクニックやコツとは?ムーブなど初心者必見のテクニックをご紹介!

キョン/ドロップニーとは?

傾斜の強い壁を登る時に活躍するムーブの一つが「キョン/ドロップニー」です。キョン/ドロップニーはダイナミックで派手なムーブではなく、体の反動を使わずにじっくりと登っていくムーブです。

特に傾斜のある壁で足に力を入れづらい場合に、体を捻って両足でホールドを突っ張るようにすることで、体を安定させながら次のホールドを掴むことができる、いざという時に活躍するムーブでもあります。

※ここから、呼び方を「キョン」に統一させていただきます。

【キョンの基本姿勢】

最初は壁を使わずに、動きを確認してみます。

  1. 正面を壁に見立て、それに対して向き合い両足で立ちます。
  2. 伸ばす手の側の足を、つま先を使って内側に回転します
  3. その時、膝を体の内側に曲げるようにして深く落とします。
  4. 曲げた足側の腰の側面を壁に引き付け、その動きに合わせて腕を伸ばします。

これを、左右繰り返すことでキョンの動きを把握することができます。壁に登って始める前に、このようにして動きを確認することで、感覚が分かり壁でもスムーズに練習に入ることができます。

どんな時に使う?

垂直壁~前傾壁まで、あらゆるシーンで使うことができるムーブです。先ほどお伝えしたように、傾斜のある壁で、足に力を入れられない時、上手く足を立ち込めない時、また足を乗せるホールドが縦長の時に、体を捻って腰を壁に近付けることで、体を安定させながら次のアクションに移ることができます。

キョンのメリット

① 体幹が備わっていなくても◎

始めたばかりの方は、体幹もまだ鍛えられておらず、ボルダリングのバランス感覚も安定していないかと思います。足を突っ張ることで安定するキョンは比較的どんな方でも取り入れやすく、ムーブで体が回転してしまうなど体勢をキープできない場合でも活躍します。

② フットホールドの練習に

ボルダリングを始めたらまず覚えたいキョン。このキョンを覚えることで、フットホールドの乗り方の練習にもなります。ボルダリングの足の使い方の基本は、つま先です。この基本をしっかりと習得しながら、ムーブを1つ覚えることができます。

③ 腕の負担を減らすことができる

両足がホールドに乗った状態で行うムーブのため体が安定しやすく、腕への負担を掛けずに次のホールドに向かうことができます。腕への負担を軽減でき、取り入れやすいことから初心者の方におすすめのムーブとされ、早いうちに習得しておきたいムーブです。

④ 休憩時間にすることができる

腰を壁に引き付ける動作がキョンのポイントでもありますが、この動作を行うことによって、上半身が安定するため片手をホールドから離しやすくなります。片手を離しても安定した姿勢なので、体を休める時間にすることもできます。

⑤ 強傾斜でも活躍

フットホールドが安定せず体も安定していない場合でも、両足を突っ張り踏ん張ることで、体がロックされて安定感を取り戻すことができます。また、下半身で踏ん張ることで腕に負担を掛けずに、強傾斜の壁でも体勢を安定させることができます。

⑥ 上級者にとっても万能なムーブ

強傾斜でも活躍するムーブということで、初心者の方だけでなく上級者の方にとっても万能に使えるムーブです。上級者になると、上手く取り入れて休憩時間に当てるなど使い方もまた変わってきますが、そのためにもボルダリングを始めたらまず覚えます。

キョンのやり方

キョンのメリットが分かったところで、実際に壁に登った時のやり方を解説していきます。

【左上のホールドを左手で掴む場合】

1.両足をそれぞれホールドに乗せます。

2.左足を回転させ、体の内側に落とし込むようにします。

3.腰の左側を壁に引き付けて、体を捻ります。

4.左膝を曲げ切って、両足でホールドを突っ張った姿勢になります。

5.踏ん張った状態になったら、左腕を伸ばしてホールドを掴みます。

【練習方法】

どんな壁でも活躍する便利なムーブですが、最初のうちは傾斜の緩い壁で練習を始めます。そして大きめのフットホールドを意識して、踏ん張る力を習得していきます。慣れてきたら、壁の傾斜を強くしたり、フットホールドを小さくするなど、どんなシーンでも対応できるように練習していきます。

キョンのコツ

① 腰を壁に引き付ける

キョンの完成度を高める動作でもありますが、腰を壁に引き付けることが大きなポイントになります。腰を壁と近い位置にすることで、腰を近付けた側の腕の可動範囲が広くなり、安定感を保ちながら遠くのホールドまで手を伸ばすことができます。

② つま先でホールドに乗る

つま先でなく土踏まず部分でホールドに乗ってしまうと、つま先が壁とぶつかってしまいスムーズに体を回転させることができません。ボルダリングの基本ではありますが、つま先でホールドに乗ることも大事です。

キョンが上手くできないという方は、今一度足の置き方を確認してみてください。

③ ホールドをつま先で突っ張るように

ソールをホールドの側面に当てるようにして、足を回転させます。そして、両足ともつま先でホールドを押すようにして突っ張ります。そうすることで、下半身で踏ん張ることができ、下半身~上半身まで安定した姿勢にすることができます。

④ 手をしっかりと引く

ホールドを取らない手は、しっかりと引いておくことも大切です。そうすることで、より上半身にも安定感が出て、片手を伸ばしても安定した姿勢になります。引いていないと上半身がぶれてしまい、腕を伸ばしてホールドを掴みに行くことができません。

キョンの注意点

あらゆる壁、シーンで活躍し、初心者~上級者まで万能に使いこなすことができるキョンですが、注意することもあります。この注意点も頭に入れながら、ここぞという時に使うことができるようにします。

① リーチが短くなる

両足でホールドに乗り壁に腰を引き付けながら行うため、両腕の指先~指先を指す「リーチ」は短くなってしまいます。そうすると可動範囲が狭くなってしまいますが、片手の可動範囲は広まり、習得しておくといざという様々なシーンで活躍します。

② 速さを求めるには向いていない

両足をホールドに乗せた状態で行うため、壁を登り切る間に足を入れ替える動作が増えます。そのため、もたつくことも考えられ、その分時間を使いやすいことが挙げられます。スムーズにスピーディーに登るなど、速さを出すことは難しいことがあります。

③ 体勢を戻しづらい

どんな壁もここぞという時に楽に登ることができますが、この姿勢を崩し次のムーブに移るのは少し大変になります。膝を曲げ体を捻り腰を壁に引き付ける姿勢を戻すには、下半身がしっかりと踏ん張れていないと体が振られやすく体勢が崩れやすくなります。

④ 何と言っても、膝を痛めやすい

膝を内側に曲げ込んで踏ん張る姿勢を多用してしまうと、曲げる膝により負担がかかってしまいます。あらゆるシーンで使いやすい万能なムーブではありますが、あまり使いすぎてしまうと、膝を痛める原因になるので注意が必要です。

まとめ

ボルダリングを始めたら最初のうちに覚えたいキョン/ドロップニー。安定して練習することができるので、最初に覚えるムーブとしてもおすすめです。様々なシーンで使うことができ、ステップアップしてからも活躍する便利なムーブなので、使いやすさ抜群のムーブでもあります。

多用してしまうのは注意が必要ですが、ぜひ、キョン/ドロップニーを習得して、課題もクリアして、ステップアップしていきましょう。

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