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クライマーってどんな職業? 大会賞金だけじゃない職業クライマーとしての働き方

クライマーってどんな職業? 大会賞金だけじゃない職業クライマーとしての働き方

プロ以外にもクライミングを通してさまざまな稼ぎ方がある

日本はクライミングのトップ層が非常に厚く、プロクライマーになることが大変です。プロになってからも賞金だけで生活するのは厳しく、並行してクライミングジムのスタッフやコーチなどをする必要があり、なかなか世知辛い。ただ、プロクライマー以外でもクライミング関係の仕事をして、生計を立てることも十分に可能です。

クライミングジムスタッフ

一番手軽にクライミング関係の仕事ができる クライミングジムスタッフ 。基本的なルールの理解と、男性なら3級前後、女性なら4級前後を登ることができれば、アルバイトとして働くことができます。場所によっては、クライミング初心者でも受付スタッフとして雇うジムもあるので、まずはクライミングジムのアルバイトがおすすめ。

アルバイトの場合、給料は最低賃金のところが多いです。また正社員採用も行なっているジムが増えてきているので、普通のビジネスマンからクライミングジムのスタッフに転職される方も少なくありません。クライミングのレベルが非常に高い場合だと、雇われ店長という形で雇用してくれるオーナーも徐々に増えてきました。

仕事内容は、ジムの受付、ルール説明、ジム内清掃、クライミンググッズの販売、初心者講習用のルート作成などが挙げられます。

クライミングジムスタッフの特典として、無料で働いているジムを利用することができます。またスタッフ割引もあるジムが多く、高いクライミンググッズを安く買えるのはありがたいですね。

ルートセッター

ルートセッターとは、 真っさらな壁にクライミングのコースを作る人のこと を指します。この職業は、クライミングジムスタッフとは違い、基本的には日当制の完全歩合。基本的には日当25,000円と定められていて、熟練度に応じて給料が上下します。

またルートセッターのプロ資格もあり、それを保有していると国体のセットや公式戦のセットができるようになります。能力さえあれば、資格がなくても他のジムに行きルートセットをすることができます。

ただ、この職業は少しハードルが高く、セッター歴が浅いとなかなか仕事をもらうことができません。ルートセッターの多くは、ジムスタッフと並行して働いていて、ルートセットもジムのバイト中に学んでいます。もし将来、クライミングルートセッターをやってみたい方には、常にジムで自分のオリジナルコースを作成し、友達とセッションすることをおすすめします。

クライミングコーチ

クライミングコーチは資格がいらないので、スキルと人脈があればすぐに始められる職業。基本的に クライミングのスキル向上のために教える仕事 で、ダイエットの管理などクライミングを通して痩せることをサポートする仕事ではないのです。

主な仕事内容は、その人にあったオリジナルコースの作成や、ジムのルートで登れないものに対してアドバイスすることです。優秀なコーチの方だと、もっと根本的な体の使い方からケアの仕方を教えています。またクライミングコーチは通常複数人の生徒を同時に教えるのですが、パーソナルコーチとして1対1、もしくは1対2で教える方もいます。ちなみに私は、後者のパーソナルコーチとして働いていて、1対1を基本としています。

ジム清掃員

意外と知られていませんが、ジムの清掃員は大手クライミングジムだと数人雇っています。主な仕事内容は、 クライミングジムがオープンする前に出勤し、前日に汚れたフロアやマットを清掃すること です。時間も2時間少々で終わるので、主婦の方や学生の方が多く働いています。

給料は、クライミングジムスタッフ同様、最低賃金が基本です。清掃スタッフになると、クライミングジムスタッフ同様にそこのジムを無料で使うことができ、無料で登るためにジム清掃員をやる方も非常に多いです。

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この記事のライター/カメラマン

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