スカルパのおすすめボルダリングシューズをレベル別紹介
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スカルパは、ボルダリングシューズだけでなく、スキー用シューズやトレッキング用シューズなど幅広いジャンルでのシューズ系ギアを販売しているイタリアのメーカーです。ボルダリングシューズの人気は著しく、日本で1番履かれているボルダリングシューズだそう。
スカルパのシューズは、比較的ラバーが硬いものが多く、アウトドアボルダリングに適したシューズを主に取り扱っています。最近の大会のコースの傾向に合わせて柔らかいボルダリングシューズの開発も進められており、最新のスカルパシューズはインドアボルダリングにも対応しています。
そこで今回は、スカルパのおすすめボルダリングシューズをレベル別で紹介していきます。
上級者向けボルダリングシューズ
インスティンクトVS
スカルパを代表するハイエンドシューズ「 インスティンクトVS 」は、硬めのダウントゥシューズでアウトドアボルダリングを中心に活躍しているプロ選手に人気があります。つま先の硬さがアウトドア特有の極小ホールドを的確に捉えることができ、強傾斜で足を残さなければいけない場面で大活躍します。
幅広甲高なシューズですので、日本人の足型に合いやすいということもインスティンクトVSが履かれている理由の1つです。インスティンクトVSの後継モデルである「 インスティンクトVSR 」は、少し柔らかめのラバーを採用しているので、インドアをメインで登っていてアウトドアでも登る人には、VSRがおすすめです。レースアップタイプのあるので、自分の好みに合ったものを選びましょう!
少しくるぶしの部分が高めに作られており、くるぶしが引っかかる感覚があると思いますが、履いていれば慣れてくるのであまり気にしなくても大丈夫です。
高性能なトゥとヒール
インスティンクトVSのトゥとヒール部分が非常に性能が高く、シビアな小さいホールドにかけることができます。私も実際に使っていましたが、トゥフックのかかりが特に良かったので、ルーフや強傾斜用にスタメン入りしていました。
難点としては、トゥとヒール部分が少し剥がれやすく、剥がれてしまうと性能が落ちてしまうため、こまめに手入れが必要なことです。
フューリア
スカルパのインドアボルダリングに適した中上級者向きシューズ「 フューリア 」。2本ベルクロのダウントゥと若干のターンインが採用されているシューズで、特質すべきはその柔らかさと軽さ!
柔らかさは、従来のスカルパシューズにはなかったもので、完全にインドア向きです。また非常に軽く、まるで発泡スチロールのような重量なので、ルーフや強傾斜に特に性能を発揮します。
コンペをメインにしているプロ選手からも人気があり、フリクションを効かせる系のスタンスに非常に強いです。「 フューリアS 」というフューリアの後継モデルは、フューリアをさらに柔らかくそして軽くした攻撃的なシューズなので、インドアに特化していく人はフューリアSがおすすめです。
スティックス
スカルパのターンインシューズを代表とするハイエンドモデル「 スティックス 」。スティックスは、スリッパタイプのシューズでかなり攻めたターンインが採用されており、足型が合う人には抜群の性能を発揮します。また、従来のスカルパシューズになかった軽さを実現し、強傾斜やルーフがさらに登りやすくなりました。
足入れの悪さは少しありますが、履くことができれば抜群のフィット感で、つま先までしっかり体重が乗る設計になっているそう。