クライマーってどんな職業? 大会賞金だけじゃない職業クライマーとしての働き方
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プロクライマーとは?
職業クライマーとして最初に思いつくのではないでしょうか? 代表選手としてワールドカップに出場する選手もいれば、企業のPR活動をする方もいるなど、さまざまです。ここでは、もうプロクライマーについて深掘りしていきます。
プロクライマーの定義
プロクライマーとは、
企業やクライミングメーカーからスポンサードをされている人たちのこと
を定義する場合が多いです。スポンサードの形式もさまざまで、年俸制のクライマーは世界でも名の知れたトップクライマーのみ。プロクライマーの半数以上が物品提供だけで、報酬としてお金をもらうことはほとんどありません。つまり日本代表選手はもちろんのこと、スポンサードをされている学生やサラリーマンの方もプロクライマーとして活動しています。ただサッカーや野球のようなメジャースポーツとは違い、プロの線引きが非常に曖昧で「どうしたらプロと名乗れるか」という基準はあまりありません。
プロクライマーの活動内容
プロクライマーの主な活動内容は、 クライミングの大会に出場 することです。またショッピングモールやスポーツセンターでのゲストイベンターやスポンサーから提供されるクライミンググッズのPRも活動の一環です。最近だと、トップアスリートとしてテレビ出演、CM出演、雑誌の取材などに活動の幅を広げて、中にはクライミング以外の商品(コスメやファッションアイテム)をPRするプロクライマーもいます。
他にもテスターといって、スポンサーからグッズを提供され、そのグッズのテストとPRをするクライマーも多いです。
プロクライマーの報酬
大会の優勝賞金はだいたい10万円で、ワールドカップだと20万円前後です。企業が主催する大会で優勝賞金100万円というものもありますが、非常に稀。ちなみに大きい大会以外は賞金が発生せず、物品での報酬の場合が多いです。つまりほとんどのクライマーは賞金のみで生活ができず、プロ生活と並行してPRなどの仕事も行わないといけない大変な職業なのです。