日本スノーボード史を書き換え続ける若武者 角野友基・インタビュー
スノーボード最大の楽しさって何だと思いますか?
「うーん…。最大っていうのを決めるのは難しいかもしれない。だって、そのときそのときが最高って思えるから。仲間と普通に滑った日も最後にはハイタッチをするだろうし、バックカントリーで撮影してる日にイメージしたトリックをメイクしたときも、その合間にやった1ターンも、雪山でキレイな景色を見たときも、最近だとUS OPENで優勝したときも最高でしたからね。だから、どれが最大かって決められないんです」
逆にスノーボードで一番大変なところは何ですか?
「お金がかかることかな。ギアやウエアを全部買うと10万円以上はするだろうし、日本だとリフト券代で5千円くらい、そこまで行くのにも高速代やガソリン代といった交通費も必要じゃないですか。スケートボードだと全部で2万円くらい? いや、それだとベアリングとかもいいモノを買えちゃうのに…。ただ、それでも雪山に行かないと滑れないし、ましてやシーズンスポーツだし、何よりもスノーボードでしか味わえない感覚や体験っていうのは本当に特別なものだから」