BMXを中古で買う際の注意点やポイントをご紹介!!
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BMXを中古で買う際に注意する5つのポイント
BMXは、他のスポーツ競技と違ってアクロバティックなスポーツになるので、中古の車体を購入する際に注意するポイントがあります。
今回は5つのポイントに分けて、チェックすべきところを紹介したいと思います。
フレームのサイズを確認
スポーツ自転車のサイズのほとんどはシートチューブの長さでサイズが分かれていて、身長や股下の長さなどによって決まってきますが、BMXのフレームサイズはトップチューブの長さでサイズが決まってきて、身長によって変わってきたり、トリックのやりやすさによって決まったりします。
またBMXの競技によってもトップチューブの長さが変わり、フラットランドは短めでストリートとパークは長めになっています。
競技をやる場合にはフレームのサイズも重要になってきますが、街乗りの場合はストリートとパーク用のトップチューブが長めのフレームの方がおすすめです。
消耗品の減り具合を確認
中古BMXのチェックポイントとして、消耗品の減り具合もチェックしておくと余計な出費が防げます。
消耗品とは、
- タイヤ
- グリップ
- ブレーキシューなど
といったゴム系のパーツと
- チェーン
- スプロケット
- コグ
- ペグなど
といった駆動系の金属パーツを指します。
ゴム系消耗品パーツは交換してもそんなに価格が高くないですが、金属系消耗品パーツは価格が高いパーツもあります。またどちらの消耗品パーツが消耗しすぎている場合は故障の原因にもなり、事故やケガにも繋がりかねないので注意が必要になります。
車体の傷から分かること
BMXはアクロバティックな競技になるので、車体に傷が入るのは競技をやっていると当たり前になります。中古BMXで傷がたくさん入っているものは競技で使われていた場合があるので、フレームにクラック(割れ)などがなくても、金属疲労が溜まっていることがあるので注意してください。
また、傷がついているか確認した方がいい箇所は、
- ペグ
- チェーンステイ(フレーム)
- ブレーキレバー
- バーエンドなど
これらの箇所が激しく傷ついているBMXは、競技をしていたBMXになると思うので、見た目ではわからない故障箇所もあるかもしれず、注意が必要になってきます。
ペグやバーエンド、ペダルなどは傷がつきやすいパーツになるので、激しく消耗していなければ気にしなくても大丈夫な上、交換が簡単にできるパーツなので、気になる場合は交換してみるのもいいと思います。
各パーツのガタを見てみる
BMXはいろんなパーツから組み立てられているので、長く使ってるとそのパーツ自体やネジ部などにガタが出てきます。
ネジを増し締めすれば直る程度ならいいのですが、ガタつきの場所によってはパーツ自体が壊れている可能性があるので、すぐに壊れなくてもパーツを交換しなくてはならない場合があり、その分費用がかさんでしまいます。
主に確認しておきたい場所は、
- ブレーキ関連の動き
- ヘッド周りのガタつき
- クランク部分のガタつき
- 前後のハブのガタつき
- スポークの張り具合
ブレーキ関連の動きがスムーズでない原因はさまざまな要因があり、動きが悪いだけなら調整で直る場合がほとんどですが、一番最悪のケースはブレーキ台座が曲がっていて修正できない場合や、フォークやフレームの歪みからくる場合になります。その際はフォークやフレームの交換になってしまいます。
ヘッド周りやクランク部分のガタつきはベアリングが壊れている場合などで、ベアリング交換が必要になります。ベアリング自体はそんなに高くないですが、交換の工賃もかかるのでこの辺りのガタつきがない車体の方がいいです。
前後ハブのガタつきは調整して直すことができますが、最悪は内部のパーツが壊れている場合です。ブランドによってはスモールパーツだけで直すことができますが、スモールパーツがない場合はハブ自体の交換になってしまいます。
スポークの張り具合が緩んでるとリムが歪み、走行するのが危ないので、チェックしておくべきです。緩みは調整して直すことができますが、リム自体が大きく歪んでいる場合は交換になります。
前後ブレーキが付くか確認
BMXでも、もともと完成車で売られていた車体のレース用BMX以外のほとんどに前後ブレーキが付いていますが、バラ完で組まれたBMXにはブレーキを取り付ける台座がなく、ブレーキが取り付けられない車体もあります。
街乗りでブレーキがついていない自転車は違反にもなりますし、非常に危険なので、しっかり前後ブレーキが取り付けられるか確認しましょう。