ボルダリングに向いている体型や能力とは?

ボルダリングに向いている体型や能力とは?

どういった能力があると有利になるのか?

バランス感覚

ボルダリングにおいてかなり役立つのがバランス感覚です。というのもボルダリングでは、小さいスタンスに乗って少ない手で体勢を保たないと行けない局面が多いですし、グレードを難しくなってくるとバランスが自然と崩れるようなコースも沢山あるのです。

なのでいかに自分のボディーバランスを意識して重心がどの位置にあると安定するというのを、感覚的にわかっているとボルダリングの上達も早いです。特に垂壁やスラブ、少しだけ傾斜のある壁(100度ぐらい)でよくバランスを崩れるようなコースがあるのでバランス感覚に自信がある人は、他の人よりも登りやすく感じるかもしれません!

柔軟性

ボルダリングでは、股を大きく開いてバランスを取ったり、基本的な足技(ヒールフックやキョン)をする時にある程度の柔軟性があると効果的にそれら技を使いこなす事ができるのです。

またボルダリングは、とてもダイナミックな動きをする場合(ランジやコーディネーションムーブ)が多かったり、普段の生活では使わない角度で手首を返してホールドを保持する事もあり、柔軟性がある方が一般的な怪我やボルダリング特有の怪我の防止になるのです。特に股関節周りと肩甲骨周辺の筋肉が柔らかいとより向いていると言えるでしょう。

腕のリーチ

リーチは、長い方が圧倒的に有利で身長が高い人同じようにリーチが短い人が2手かかってしまうところを1手で解決できる事がよくあります。また身長が高い人とは違い身長が普通でリーチが長いと、高身長の方が抱える悩みの一つであるホールド間が近すぎて感じる窮屈感を感じる事がないのでできるより有利だと言えます。

一般的に両腕を水平に伸ばし指先から反対の指先までの長さと身長が一緒になるため、身長よりどれぐらい短いか長いかでリーチの長さを測る事が多いです。ですので皆様も一度測ってみるといいかもしれません。

想像力

想像力といっても色々あると思いますが、ここでいう想像力とはコースの登り方を見極める(想像する)事を言います。ボルダリングのコースは、ホールドがランダムに付いているようですがそうではなく、ルートを作る人がグレードを考慮して作られたものです。ですので正解の道筋を見極めれないと、簡単なコースであっても完登できない事もあるんです。

ちなみに登る前にコースを観察してどのように登るかをプランニングすることをオブザベーションと言います。クライマー界隈ではこれをオブザベと訳して使う事が多いので追加で覚えておきましょう。

オブザベがうまくできない人は、無駄な体力を使ってしまいレベル的には問題ないのに力尽きて登れないということは多々あります。特にクライミング始めたての時は、楽しくて登ることしか考えていないのでオブザベをしている人は少ないです。なのでクライミングをやる際は、常にオブザベを心がけ観察力、想像力を培いましょう!

空間把握能力

普段の生活で壁の登る事はまずないので、壁を登ることに対しての感覚というものは多くの人が持っていません。人は経験値が低いものに対して想像や予測をするという事が難しいのです。なので初めてボルダリングをする時に、イメージした距離感と実際にやる距離感がずれる事が多々あるのです。もし空間把握能力があれば、そのズレが少なく良質なオブザベにも繋がる為体力も温存できます。

メンタルの強さ

メンタルの強さは、どのスポーツにも言えることですがそれが顕著に出るのがボルダリングだと私は考えています。なぜならボルダリングは、紐なしで4メートルぐらいの壁を登るため、室内でしたら危険度は少ないのですが上に登っていくと想像以上に怖いからです。

またコースの難易度が変わってくると高いところで滑りやすいスタンスに体重を預けたりする場合がよくあり、恐怖心が優ってしまうと体重がうまく足に伝わらず攻略が困難になります。外のボルダリング(ロッククライミング)では室内より危険度が増す上、高さも4メートル以上の岩もざらにあるので、足が竦んでしまう事もしばしば。

>>まとめ

この記事のライター/カメラマン

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