1. 【HEAT WAVE SURF & SPORTS】茨城県のサーフショップ《ヒートウェイブ》!日本の最初期にスノーボードを取り扱った老舗ショップ!

【HEAT WAVE SURF & SPORTS】茨城県のサーフショップ《ヒートウェイブ》!日本の最初期にスノーボードを取り扱った老舗ショップ!

【HEAT WAVE SURF & SPORTS】茨城県のサーフショップ《ヒートウェイブ》!日本の最初期にスノーボードを取り扱った老舗ショップ!

目次

茨城県のサーフショップ《HEAT WAVE(ヒートウェイブ)》は日本でスノーボードが流行りだすかなり前、映画『私をスキーに連れてって』でスキーブームが来る前からスノーボードを扱っていた老舗ショップです。今回はこのHEAT WAVE店長の海老原氏にインタビューしてきました。

ショップ基本情報(住所、営業時間など)

  • ショップ名:HEAT WAVE(ヒートウェーブ)
  • 住所:〒302-0128 茨城県守谷市けやき台1丁目25−8 地図を見る
  • 電話番号:0297-44-9301
  • 営業時間:12:00~20:00
  • 駐車場:ショップ裏にあり
  • 定休日:毎週水曜日
  • 関連URL: http://www.heat-wave.net/whatsup.html

ショップを始めた経緯は”この辺に無かったから”

ーーショップを始めるきっかけは何だったんですか?

なに、お店を始めた経緯は”サーフショップがこの辺に無かったから”です。だからこの周辺のショップの中では一番出店が早いんですよ!サーフショップをやる前は元々アパレルの仕事をしてて、企画とか生産をしていたんだけどね。

ーー服飾関係ですか?

そう服飾関係。でもそこで仕事する前からサーフィンはやっていて、アパレルも好きだしおもしろかったんですよ?だから夜中まで平気で仕事してたし。それでもやっぱりサーフ関係で仕事したくて・・・この辺にショップも無かったから始めようかな?っていうのが始まりですね。あとは「人に言われたことをやる」というのがどうにも性に合わなくて・・・今考えれば若いのに生意気だとは思うんですがね。
でも最初「サーフショップをやりたい!」って話を家族や親戚にしたら・・・いや~結構ひどい言われようで(笑)記事で書けないようなことをものすごい言われましたよ。

初めてスノーボードをやったのはカルフォルニア

ーースノーボードを日本に始めて持ってきたのが海老原さんだったと聞いたのですが

いや、何社かすでに日本に持ってきていましたよ。でも、その頃スノーボードのメーカーも少ないわけじゃないですか。だから、サーフボードを作っているアメリカの工場から情報を集めて、自分でどうにかできないことは大手の会社に頼んだりしながらスノーボードをショップに持ってきたのが最初です。

ーーでは当時サーフィンのついでにスノーボードの取り扱いを始めたんですか?

というよりも騙された(笑)

今もう亡くなっちゃった友人で有名な写真家のソニー・ミラーっていうのが居たんだけど、なんかいきなり「おい行くぞ!」って言われてスライドショー見せられて、「なんだよ突然」って思ったんだけど「板とか用意するからさ!行こうぜ!」って強引に行く流れに持っていかれたの。

ちょうど知り合いたちがいろんなところのスノーボードをテストしてて、当時最新型のスノーボードを見せられたわけ。それで最初は「こんなもんで雪の上滑れるんかな?」って思ったけど興味は出てね、最新式見せられてる訳じゃない?で「用意するから!」って言われて持ってきたのがとんでもねえ酷い板だった。まんま最新式が来ると思ったら話が違ってさ・・・

ーー道具が違うから「騙された」と思ったんですね

いやいや違うよ(笑)スノーボードは当然雪山でやるんだけど、もともと俺はカルフォルニアにサーフィン目的で行っているわけだから、雪山の道具を何も持っていないわけじゃない?「大丈夫なの?俺何も装備持ってないよ?」って聞いたら「何言ってんだよ、カルフォルニアだぞ?」って言うわけよ。そう言われりゃ「雪山でも暖かいのかな?」と思うよね?

よく分からないままビッグベアに行ったんだけど、どんどん山に登っていくわけ。そうすると当然寒くなってくるよね?途中にコンビニがあって寄ったとき「・・・こりゃまずい・・・」って思ったよ。「カルフォルニアだぜ!?」って言われたからそのとき俺ネルシャツにジーパンだったんだよね(笑)

ーーあれ?カルフォルニアですよね?暖かいじゃないですか

いやビッグベアはスキースポットだよ!普通に雪山。3時間半かな?フリーウェイぶっ飛ばして!

ーーでも3時間半で着くんですね

着きます着きます!

ーーサーフポイントからスノーポイントまで3時間半ですか!?近いですね!

うん、そんなもん・・・いや近くないよ!カルフォルニアの4時間って日本の感覚と全然違うから。

ーー日本だと3時間なんてそうでもない感じはしますけどね!それで騙されたままスノーボードの初体験をしたわけなんですね

そうそう。そんな感じで初めてスノーボードやったんだけど、あの頃は楽しかったね!毎年冬が待ち遠しかった。でも正直今のスノーボードはあまり興味が無くてね、完成されすぎちゃってるから。

最初の頃って毎年毎年刺激的じゃないですか。「こんなに変わった!?」「これは新しい!」ってのがあってさ。でも今のスノーボードは、安い板でもそれなりに完成されてる。ソールの素材や芯材の違いこそあれど、ほとんどブランド物と変わらないんじゃないかな?金型は少し前の一流メーカーから流れてきているのを使っているだろうしね。あーでもなんだかんだ言ってスノーボードは初めてやってから30年以上経ったね。

ーーではスノーボードは今は販売していないですか?

お客さんはいるからスノーボードは頼まれた分だけですね。メンテとかはしっかりやっていますよ!

サーフィンへの情熱と愛情

ーーメンテナンスもされているんですね。

ウチは自宅に工場あるからスノーボードのメンテとか修理も外注に出さずにやっていますよ。自宅にデカイ工場ありますから!サーフボード削って作れるくらいのはね!今は削ってないけど。

ーー作ろうと思えば自分でサーフボード作れちゃうんですか??

作れますよ!あと修理ももちろんできます。でもウチはカルフォルニアに30年来のシェイパーの友人・・・というか親友がいて、工場も同じように30年以上の付き合いのあるところで作ってもらっているんです。

ーーではこの前も仕事でカルフォルニアに行っていたんですか?

そうそう!2週間行っていたよ。毎年行ってるね!

ーーその間HEAT WAVEは営業しているんですか?

おれの弟がちゃんとお店に立ってくれています。弟は他に仕事持っているから一日おきに別の人と交代でやってもらう感じで営業を行っています。この時期サーフショップはそこまで忙しくないからお願いしちゃって僕はカルフォルニアにね(笑)

ーー9月ってまだ暖かいし、サーフィンしている人多くないですか?

いやいや、9月はサーフィンのハイシーズンじゃないですよ!そこまでサーフィンを知らない人はみんな夏がハイシーズンと言いますが、やりこんでいる人は10月からがハイシーズンですね!夏は良い波が無いですから。波がいいのは秋と春かな?

ーー夏は台風があるから波がいいと聞いていましたが

台風が来たときは確かに良いですね。でも高気圧が張り出しちゃうから基本的には波はおとなしいです。あと人が多すぎる!あまり波に乗れないから個人的には面白くはないですね。

ーー今注目しているアイテムとかありますか?

そこまで注目しているアイテムは無いですね。ここ(HEAT WAVE)は思いっきり《サーフィンショップ!》っていう感じじゃなくて、バッグにしてもアパレルにしてもどんな人でも見に来れるショップにしています。僕の目にかなったもので、良いものを集めて店頭に出すように心がけて。やっぱりある程度こだわりがないとね!量販店などと売っているものが変わらなかったら駄目だと思いますし、住み分けですね。

以前は部署ごとにベテランが居たから助かりましたね。そこからプロも何人か輩出してますよ。

ーープロスノーボーダーでリブテックライダーの山崎勇亀さんを見つけたと聞きました

彼はここじゃないですね。でも、繋がりはあります。その当時僕が育てていたタカシっていう店員が居まして。タカシが新しくお店を出すことになったときに、静岡に修行に出したんです。そこで、タカシと勇亀くんが出会ったようです。タカシは結局そっちに居座っちゃって、静岡のサーフショップで《BROS》っていうショップを作っちゃいました。店名も僕が考えたんですよ!

話がずれちゃいましたね。勇亀くんは当時リブテックを使いたいと言っていて、僕はリブの社長と知り合いだったので引き合わせました。

ーーでは山崎勇亀さんとリブテックを繋げたのは海老原さんだったんですか?

そう!というかアドバンスさん(リブテックの親会社)がさっき言った日本にスノーボードを最初期に持ってきた会社だから付き合いがあって。「山崎勇亀くんっていうスゴい子が居るんだけど板出してくれない?」って言ってね!

ーーしかし友達多いですね!

この世界に長いからね。有名人で言えばマックツイストの生みの親のマイク・マクギルとは友達だよ。

ーーそうなんですか!!?

マイクはおれが行く街でショップやってて、そこに行くとトニーホークだのいろんなヤツが来るからなんだかんだ知り合いになっちゃうんですよ。

別口になっちゃうけどドナルド・タカヤマさんとも知り合えたし、ディール・ベルジーとも知り合えた。あとはマルコム・ウィルソンというスケールモデルの作家とも友達になれた。僕はそういう面では運がいいね!ああグレッグ・ノールさんもだね。

ーーすいません、わからない方が多いです・・・

だいたい年寄りだしね(笑)今じゃサーフやりこんでいるヤツでも知っているかな?っていうくらいの年寄り。でも全員伝説的な人達だよ。

ーープロボディボーダーをこのショップから出したと聞きました

瀬川俊輔君ね!彼は今も頑張っていますよ。この前の湘南のボディボードの大会でも3位に食い込んでいました。奥さんも同じくプロボディボーダーですよ。

ーー本当に多くのプロの方を輩出しているんですね。

そのとき来店していたお客さんにもお話を伺ってみました

ーー海老原さんと初対面時の印象はどうでしたか?

お客さん「いやもうこんな50代が居るのかと(笑)最初はそう思いましたね!自分の知っている50代とは別の存在。それで今年65歳ですよ!コレでですよ!?(海老原さんを指して)こんな65歳居ないでしょ?」

海老原さん「コレってなんだよコレって(爆笑)」

ーーえ??65歳なんですか!?

海老原さん「花のにっぱち(昭和28年生まれ)だよ!」

ーーこれは・・・見えませんね・・・

お客さん「なかなかでしょ!見えないですよね~。この仕上がりの65歳はそうそう居ない!」

(そこから、カルフォルニアサーフスポットのカールスバッドネタで20分くらい盛り上がり、シークレットサーフスポットやドーナツ屋、ステーキ屋の話、カルフォルニア州にしかない「イン・アンド・アウトバーガー」の話などをしました。気になる方はぜひ海老原さんに直接聞いてみてください!)

ーーところで、サーフィンのスクールとかやっているんですか?

海老原さん「お金は取らないけどやってるよ。買ってくれた人にはちゃんと最初から丁寧に教えますよ!楽しくなるまでね!」

ーー《お客さんに》サーフを始められたきっかけというのは?

海老原さん「こいつの先輩が連れてきたんだよ。昔からここに来ているやつでさ、『会社のサーフィンチーム作るぞ!』ってきたんだけど」

お客さん「連れてこられた方はみんな素人で、一緒に始めようって話で来たんですよ」

ーー《お客さんに》海老原さんにサーフィンを教えてもらっているんですか?

海老原さん「最初だけですね」

お客さん「知識ゼロだから体で覚えていきました!知識は今も無いけど」

ーー教えてもらうときはスパルタでしたか?

お客さん「いやそんなことはなかったですね」

海老原さん「何だかんだいってコイツいろいろ知ってたから教えるのも楽でしたね。普通に漠然とサーフィンやっているやつより全然知識を持ってた。裏で勉強したんでしょうね、覚えも早かったです」

ーーお客さんとの交流も盛んなんですね。突然のインタビューに答えていただき、ありがとうございました。

サーフショップの経営という仕事について

ーーこのお仕事は楽しいですか?

楽しいね!すっごく!

こういう仕事はさ《物を売る》という仕事ももちろんあるけど、それだけじゃない。精神論になっちゃうかもしれないけど、僕は「こういうふうに生きていくと楽しいよ!」っていう感じを売っていきたい。

ーー《遊び》と《仕事》が両立している感じですね!

じゃないと駄目だと思う。あとは本物を知ってもらいたいという思いもあるから、遊びも仕事も真剣に取り組んでいます。

この前、親友のシェイパーと仕事の話をしにアメリカへ行っていたんですよ。

オーダーメイド、カスタムオーダーのサーフボードは、お客さんの理想などを詳しく伝えながらシェイプしてもらうからね。ウチはオーダーはすべて手でシェイプしています。機械は一切使っていません。それと僕がお願いしているシェイパーは、マイクスリンガーランドだけです。

ーーシェイパーは一人としか仕事していないんですか?

僕はこの世界が長いからもちろんいろんなシェイパーは知っているけど、彼ほどの人格者は見たことが無かったですね。彼は作る前にそのサーフボードを使うお客さんのことを念入りに聞いてきて、そのお客さんに合わせたサーフボードになるように丁寧に仕上げるんですよ。だからものすごく信頼しています。今じゃ大親友ですよ!彼の子供からみたら「日本に居る叔父さん」くらいの関係。

ーー厚い信頼のもとお願いしているんですね。

親から子へ繋がるお客さん

《ちょうどお客さんが裏口から来店》

海老原さん「彼はウチの構成員です(笑)このショップに二代に渡り来ているお客さん。父親が最初この店に来ていて、ここで買ったサーフボードを彼が持ってきたのが出会いですね。一目見てウチのボードだと分かり、親の名前聞いて「お前あいつの息子かよ!」って(笑)今じゃもう友達・・・家族ですね」

《友達同士のような会話で盛り上がる3人》

お客さん「このショップのいい所はどんな年齢でも腹を割って話せるところです。これはなかなか出来ないことだと思うんですよね。普通の会社じゃ上司とタメ口なんてどんなに仲良くても出来ないでしょう?ここじゃこういうの普通(笑)」

ーー実に羨ましい関係ですね。最後に見ている方に一言お願いします!

「もっと自由に本当のことを見よう!」

雑誌やネットなどに感化されない、自分だけのスタイルを作りだしていきましょ!特にサーフィンは自分のスタイルが出しやすいと思います。そして好きになって一緒に全力で楽しみましょう!ここはそういう手助けも全力で致します!

インタビューを終えて

今回初めてHEAT WAVEに行きました。僕は人見知りなので、HEAT WAVEに入る時も正直緊張しました。ですが入店してすぐに「はい、いらっしゃい!」と声を掛けてもらうと一瞬にして緊張がほぐれ、その後の楽しいインタビューにつながりました。

店長の海老原さんとの会話は本当に楽しく、インタビューも予想外に長くなってしまいました。普段知りえないような情報がわんさか出てきて、有意義な時間を過ごせたと思います。HEAT WAVEは人見知りの僕でも《また行ってみたい》と思えるような不思議と居心地の良い場所でした。

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