サーフィンへの情熱と愛情
ーーメンテナンスもされているんですね。
ウチは自宅に工場あるからスノーボードのメンテとか修理も外注に出さずにやっていますよ。自宅にデカイ工場ありますから!サーフボード削って作れるくらいのはね!今は削ってないけど。
ーー作ろうと思えば自分でサーフボード作れちゃうんですか??
作れますよ!あと修理ももちろんできます。でもウチはカルフォルニアに30年来のシェイパーの友人・・・というか親友がいて、工場も同じように30年以上の付き合いのあるところで作ってもらっているんです。
ーーではこの前も仕事でカルフォルニアに行っていたんですか?
そうそう!2週間行っていたよ。毎年行ってるね!
ーーその間HEAT WAVEは営業しているんですか?
おれの弟がちゃんとお店に立ってくれています。弟は他に仕事持っているから一日おきに別の人と交代でやってもらう感じで営業を行っています。この時期サーフショップはそこまで忙しくないからお願いしちゃって僕はカルフォルニアにね(笑)
ーー9月ってまだ暖かいし、サーフィンしている人多くないですか?
いやいや、9月はサーフィンのハイシーズンじゃないですよ!そこまでサーフィンを知らない人はみんな夏がハイシーズンと言いますが、やりこんでいる人は10月からがハイシーズンですね!夏は良い波が無いですから。波がいいのは秋と春かな?
ーー夏は台風があるから波がいいと聞いていましたが
台風が来たときは確かに良いですね。でも高気圧が張り出しちゃうから基本的には波はおとなしいです。あと人が多すぎる!あまり波に乗れないから個人的には面白くはないですね。
ーー今注目しているアイテムとかありますか?
そこまで注目しているアイテムは無いですね。ここ(HEAT WAVE)は思いっきり《サーフィンショップ!》っていう感じじゃなくて、バッグにしてもアパレルにしてもどんな人でも見に来れるショップにしています。僕の目にかなったもので、良いものを集めて店頭に出すように心がけて。やっぱりある程度こだわりがないとね!量販店などと売っているものが変わらなかったら駄目だと思いますし、住み分けですね。
以前は部署ごとにベテランが居たから助かりましたね。そこからプロも何人か輩出してますよ。
ーープロスノーボーダーでリブテックライダーの山崎勇亀さんを見つけたと聞きました
彼はここじゃないですね。でも、繋がりはあります。その当時僕が育てていたタカシっていう店員が居まして。タカシが新しくお店を出すことになったときに、静岡に修行に出したんです。そこで、タカシと勇亀くんが出会ったようです。タカシは結局そっちに居座っちゃって、静岡のサーフショップで《BROS》っていうショップを作っちゃいました。店名も僕が考えたんですよ!
話がずれちゃいましたね。勇亀くんは当時リブテックを使いたいと言っていて、僕はリブの社長と知り合いだったので引き合わせました。
ーーでは山崎勇亀さんとリブテックを繋げたのは海老原さんだったんですか?
そう!というかアドバンスさん(リブテックの親会社)がさっき言った日本にスノーボードを最初期に持ってきた会社だから付き合いがあって。「山崎勇亀くんっていうスゴい子が居るんだけど板出してくれない?」って言ってね!
ーーしかし友達多いですね!
この世界に長いからね。有名人で言えばマックツイストの生みの親のマイク・マクギルとは友達だよ。
ーーそうなんですか!!?
マイクはおれが行く街でショップやってて、そこに行くとトニーホークだのいろんなヤツが来るからなんだかんだ知り合いになっちゃうんですよ。
別口になっちゃうけどドナルド・タカヤマさんとも知り合えたし、ディール・ベルジーとも知り合えた。あとはマルコム・ウィルソンというスケールモデルの作家とも友達になれた。僕はそういう面では運がいいね!ああグレッグ・ノールさんもだね。
ーーすいません、わからない方が多いです・・・
だいたい年寄りだしね(笑)今じゃサーフやりこんでいるヤツでも知っているかな?っていうくらいの年寄り。でも全員伝説的な人達だよ。
ーープロボディボーダーをこのショップから出したと聞きました
瀬川俊輔君ね!彼は今も頑張っていますよ。この前の湘南のボディボードの大会でも3位に食い込んでいました。奥さんも同じくプロボディボーダーですよ。
ーー本当に多くのプロの方を輩出しているんですね。