なんでスノーボードは滑るのか?滑る理屈とワックスの関係性を解説します!
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スノーボードは何故滑る?
スノーボードで雪上を滑る
スノーボードを使い、スキー場のコースやバックカントリーのパウダースノーを縦横無尽に滑る爽快感は格別です!ですが、実際何故滑るのか?どうやって滑っているのか?
今回はわかりづらいスノーボードの滑る理由や理屈を解説していきます。
凍結路面をタイヤが滑る理由と同じ
車のタイヤが凍結した道路を滑る理由とスノーボードが滑る理由は実は同じと言います。車のタイヤが滑る理由は凍結路面の表面にできた水の膜がタイヤと氷の隙間にでき、それが原因で”滑る”という状態を起こします。スタッドレスタイヤはこの路面表面にできた水分をタイヤの溝、トレッドパターンの中に流し込み、凍結路面とタイヤの間に水の層を無くすことによって滑らなくしています。
これと同じ原理でスノーボードも滑ると言われています。厳密に言えばソールで雪を若干溶かし、その影響でできた雪とソールの間の水分が潤滑剤として働き摩擦を減らすことによって滑る・・・ですが実はこれ、まだはっきりと理由が分かっていないのです。
実はいまだに分かっていない滑る理由
滑る理由として挙げられている考え方が二つあります。それは水潤滑という考え方と固体潤滑という考え方です。水潤滑は上で説明したとおりの考え方で、雪面とソールの間の水分が摩擦を減らすという考え方です。僕個人としてはこの原理で滑るんじゃないかな?と考えています。
もう一つの固体潤滑説というのはスノーボードのソールと雪の結晶間の摩擦が小さいので滑るという考え方で、もともと細かい針の集まりのような雪の結晶と硬いソールは摩擦係数が少ない・・・ということですね。両方とも”摩擦を減らして滑る”という点では同じ考え方ですがいまだにどちらとは言えない状況です。