スラックラインがもたらすメリット

スラックラインがもたらすメリット

スラックラインをすることで期待できる効果

バランス感覚の向上

スラックラインは、どの種類の競技でも不安定なラインの上を乗り、バランスを取る必要があります。クライミングやスキーをはじめとするエクストリームスポーツにおいて、バランス感覚は重要な要素であり、スラックラインはそれを鍛える最適なスポーツとも言えます。なぜなら、特に屋外でスラックラインを行う場合、風のような不規則な現象にも対応しなければならないからです。同時に、空間認識能力も鍛えることができるので、効率よくバランス感覚を養えます。

姿勢改善

スラックラインをしたことがある方はわかると思いますが、初めてライン上に乗ったとき、ラインが左右に大きく揺れ、立てたとしてもラインを落ち着かせるのはなかなか難しいです。スラックラインは、ラインに対して十分に体重が乗ると途端に揺れが収まり安定します。そして十分に体重を乗せるためには、ラインに対して体が垂直になるように保つ必要があるのです。つまり姿勢が良くないとそもそも安定してラインの上に乗ることは難しいのです。

しかし、長時間のデスクワークによって肩が上がり、ストレートネックや姿勢が悪い社会人は多いはずです。スラックラインを活用することにより、そういった日常生活で蓄積させた姿勢の悪さを改善できます。

腰痛改善

スラックラインは、ラインの上を歩くだけで体幹と背筋を同時に鍛えることができます。初めてスラックラインをした方は、体が芯から疲れた感覚を覚えると思います。体幹と背筋を鍛えることで、腰痛の発生率が低くなります。特に腰痛の原因となる腰方形筋(腰と横腹の筋肉)と脊柱起立筋(脊柱に沿う筋肉)を鍛えることができ、腰痛の予防になります。

またプランクのような一つに特化したコアトレーニングよりも、スラックラインのようなコアマッスルを多角的に鍛える方が腰痛予防に向いています。

下半身のシェイプアップ

スラックラインの上を安定して歩くために必要な要素として、膝のコントロールということが挙げられます。なぜなら、膝を少し曲げた状態の方が体重がラインに伝わり、揺れを抑えることができるからです。またライン上で足を一歩ずつ前に踏み出すとき、軸足のみでラインに体重を乗せ続けなければいけないので、さらにハムストリングとお尻の筋肉が必要になります。

歩くことに慣れるということは、下半身周りに必要な筋肉が付いている状態なので、自然と足とお尻のシェイプアップに繋がります。

柔軟性の強化

スラックラインでは座り系の技を行うとき、足首と股関節を使う技が多いので、下半身の柔軟性強化に繋がります。技と聞くと中上級者のイメージがあり、初心者からすると無縁の話と思われるかもしれませんが、実際はただラインの上で座り、その状態から立ち上がるというシンプルな動作だけでも足首の柔軟性が必要です。

メンタル面の強化

スラックラインのように地上から離れる行為は基本的に危険が伴い、数十センチの高さですら慣れていないと少し恐怖を感じるはずです。スラックラインに慣れていくと、崖と崖の間にラインを張りその上を歩く遊び方もあり、さらに恐怖心を感じるでしょう。そして恐怖心は、一瞬の気の乱れとなって体に伝わり、ラインが揺れ始めてしまいます。そのため、スラックラインをすることによりメンタルを鍛えることができます。

またスラックラインは、「歩く瞑想」とも表現されるほどフロー状態に入ることができます。ちなみに、瞑想の本場であるインドにも歩きながら瞑想をする文化があり、高度な瞑想技術が必要とさせれています。

高いダイエット効果

スラックラインは、筋肉トレーニング以外にダイエット効果があると期待されています。見た目は、ラインを歩くだけのシンプルなスポーツなので疲れないイメージが強いですが、体幹と背筋を中心に多角的に鍛えることができるので、非常に高い運動効率を誇ります。人体の中で一番大きい筋肉である大腿筋もよく使うので、少ない運動で多くのカロリーを消費できます。

スラックラインのレベルにも寄りますが、30分間ただスラックラインを遊ぶだけで500キロカロリーも消費できるのです。これは、ランニング2時間、ボクシングだと1時間の運動と同じぐらいのカロリー消費量です。個人的な見解ですが、スポーツジムで同じ景色を見ながら走るよりも、スラックラインのように楽しみながらカロリーを消費できる方が、ダイエット効率や継続力に繋がり成功確率が上がると考えています。

またスラックラインには瞑想と似たような効果が得られ、瞑想はダイエットに効果絶大と言われています。理由はストレスの軽減により、食欲の減少や肥満ホルモンと呼ばているコルチゾールの発生量が減少するからだと考えられています。同時に腹式呼吸になるので代謝が上昇するということも言われています。

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この記事のライター/カメラマン

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