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ボルダリングで伸び悩む共通点とは? 女性必見の上達法

ボルダリングで伸び悩む共通点とは? 女性必見の上達法

女性クライマーが上達するためには?

自分のリーチを知る

上達することするために、自分のリーチを把握することは非常に重要です。始めたばかりだと、恐怖心に加え、普段していない動きの連続なので意外と自分の足や手がどこまで届くかわからない方が多いです。さらに実際は届く距離なのに、届かないと判断してしまい諦める方もよく見かけます。しかし思っているより体は遠くに届きますし、足は大きく開くものです。

そのためまず届かないと感じていても、届くかどうか確かめる意味も込めて手や足を出してみてください。初めはホールドを取りに行く必要はなく、ただタッチことができるか挑戦するだけで十分です。これをすることにより、「手や足が届くかどうか」以外にどのぐらい距離が足りていたのか、もしくはどのぐらい届かなかったのかがわかるのです。何回も繰り返すことで、自分だけの距離感というものをマスターすることができ、体を活かすための準備ができます。また上達してくれば自分の距離感というものは変わるので、4、3級ぐらい登れるようになった後も常に自分の距離感を意識しましょう。

柔軟性とバランス感覚をあげる

女性は男性に比べて筋肉がつきづらい反面、骨格が少し男性と違い体が柔らかくなりやすいです。そのためボルダリングをしていないときは、家でこまめにストレッチをして大きく足を伸ばせるようにしましょう。柔軟性が上がれば、飛んで次のホールドを取るようなムーブも飛ばずに取ることができます。

柔軟性と並行して、バランス感覚も一緒にトレーニングしましょう。なぜならバランス感覚は男性と女性に関わらず持ちあわせており、鍛えることが可能だからです。またボルダリングでは、バランス感覚はもっとも重要なスキルになるため、習得する必要があります。

バランス感覚の鍛え方はいろいろ存在しますが、ボルダリングをしながら鍛えたい場合は、バランスが安定するポジションと崩れるポジションを知るということが一番の近道です。初めてボルダリングをしたときにパワーは全然残っているのに、バランスが崩れて落ちてしまうということを経験した方は多いはずです。また手にほとんど力を加えずに安定したポジションを取れていることもあるかと思います。

そのときになぜバランスが崩れたのか? なぜ安定しているのかを考えるだけでバランス感覚を養うことができます。具体的には、体の中心と重心が一致するかをイメージするとバランスが取りやすいです。例えば、左側に手が先行すると体の中心を残したまま、体の重心は左足一方にスライドしていきます。そうすると体のバランスが崩れて何もしなくても落ちてしまいます。そのため手を動かす前に足を左側に少し動かすことで、左手を動かしたときに重心と体の中心が一致し、安定したポジションを取ることができます。バランス感覚の練習の際に、スラブや垂壁のような腕の力があまり必要としない傾斜で行うことをおすすめしています。

落ちる練習をする

落ちる練習は登ることと同じぐらい重要で、ボルダリングの上達には必要なスキルの一つです。まず高いところが苦手な方は、一番簡単なコースを半分まで登り自ら飛び降りてください。その際に必ずマットを確認した後、両足でガニ股になるように飛び降りましょう。これをすることで、自分の頭の中で「この高さなら落ちても大丈夫」という刷り込みができるので、高さに対する恐怖心は薄まります。慣れてきましたら、高さを上げて徐々に高さを克服していきましょう。また落ちる練習をすることで、高いところでも安定してムーブが出せるようになります。

飛び系のムーブの動きを理解する

飛び系のムーブは中級者向けの動きですので、上記の項目ができるようになった後で行うことをおすすめしています。飛び系のムーブは、体の連動が非常に重要にです。例えばランジは、飛び出す瞬間に腕、腰、膝、足先の順番で力を加えていくと上手に飛ぶことができます。さらに腕の振り子運動を加えることで距離がより出しやすいです。このようにどの部位がどういった順番で動くかを意識しながら飛ぶだけで、上達スピードは格段に早くなります。神経伝達の速さは、若さや慣れが必要なので沢山回数をこなして高めてください。

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この記事のライター/カメラマン

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