自作で作ろう! スラックラインのDIY徹底解説
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自宅でやりたいけど環境が・・・
自宅でスラックラインを設置するには、ある程度の庭の広さや木があるなど環境も必要になります。しかし、その環境がなくてもスラックラインを設置することができるのです。
今回は、スラックラインを設置できそうな木や建て物などがなくても、楽しめるその方法を見ていきます。
方法① ラック部分を【単管パイプ】で作る
ラックにラインを備えた簡易的な方法になります。
◎準備するもの
・単管パイプ4m×2本
・単管パイプ1.5m×2本
・単管パイプ2m×1本
・直交クランプ×8個
・ラチェットレンチ
ホームセンターで購入できるもので、約7,000円で揃えることができ専用のラックに比べて値段を抑えて作ることができます。また、このサイズのラックを設置できる場所があること、もしくは設置したい場所の広さに合った単管パイプのサイズを確認し製作します。
◎作り方
1. 2mの単管パイプを50㎝にカットしていき、4本分を作ります。
2. カット口はけが防止のため、しっかりと面取りを行い滑らかにします。
3. カット口の内側は、鉄工用ヤスリで面取りします。
4. あらかじめ組み付ける場所に材料を並べておくと、組み立ても簡単にできます。
5. 短辺側から組み立てていきます。
6. 長辺にあたる4メートルの単管パイプを取り付けていきます。
7. 1で作った4本は足になり、最後に取り付けます。
8. 全体のナットの締め具合を確認し、スラックラインを取り付けます。
◎注意点
スラックラインから長辺にあたる単管パイプには、ある程度の距離があるため落ちてもけがに繋がりにくいですが、安全のために単管パイプに保護用のテープを巻くと良いです。
方法② 頑丈なラックを【単管パイプ】で作る
次は、トリックラインを可能にするラックの作り方をご紹介します。
◎準備するもの
・単管パイプ1m×10本
・単管パイプ2m×8本
・クランプ×24個
・打ち込み先端×8個
・単管座金×8個
・単管ベースピンコロ×8個
・ラチェットレンチ
・ハンマー
方法①に比べると費用は掛かりますが、思い切りスラックラインを本格的に楽しめるのでおすすめの方法です。
また、本格的にスラックラインを行うこともあり、地面に打ち込む形になります。そのためある程度の場所の確保が必要で地面に穴を開けても大丈夫であることを確認しておくと良いです。
◎作り方
1. 地面に穴を掘り、ピンコロを4個埋めます。
2. この時単管パイプを斜めに差し込むピンコロが2つ、垂直に差し込むピンコロが2つになります。
3. 2mの単管パイプの先端に単管打ち込みキャップを設置し、ハンマーで打ち込みます。
4. またこの時、単管パイプの叩く部分には座金をつけておきます。
5. 4本打ち終わったら、垂直の単管パイプと斜めの単管パイプをクランプで繋ぎます。
6. 1mの単管パイプで、下部は四角形に、斜めと垂直の単管パイプも1本の単管パイプで固定します。
7. これで片方の柱部分が完成です。
8. 10mほど離れた部分に、同じ要領で柱を組み立てます。
9. この時向きには注意で、斜めの単管パイプが内側になるようにします。
10. ラインを張って完成です。
◎注意点
地面の土が柔らかいと打ち込み部分に隙間ができラインが緩みやすくなってしまうため、しっかりと打ち込むようにします。
方法③ 狭めの室内でも遊べるように【木材】でラックを作る
これまで紹介した方法はどちらも外で楽しむ方法でしたが、外でできる環境がないという方もいらっしゃるかと思います。そんな方に、室内での設置方法をご紹介します。
◎準備するもの
・40mm×30mm×1820mmの木材3本
・アングル接合金物120mm×4個
・アングル接合金物60mm×4個
ホームセンターで購入することができ、2,000円程で揃えることができます。今回紹介した方法の中でも最も安価に抑えられる方法です。
室内の広さを考慮して、仕上がりのサイズを設定し木材を揃えます。
◎作り方
1. 木材の1本を切り分け、700mmサイズを2本作ります。
2. 木材を長方形に組み立て、接合金物で外側と内側を固定します。
3. この時およそ1900mm×700mmの長方形で、畳一枚分ほどの大きさになります。
4. スラックラインを張って完成です。
◎注意点
木材の接合部分は、外側と内側の両方側から挟み込むようにして固定すると強度を上げることができ、体重の負担に耐えられる強さにできます。
あえて足をつけないでおくと立て掛けて収納するなど収納がしやすくなります。また遊び方としては、イスなど同じ高さの家具に乗せるようにして設置して平行に歩いたり、斜めに立て掛けて上り歩く楽しみ方があります。
ちなみに・・・
今回紹介した方法②や外出先など、ある程度距離のあるスラックラインを設置した時になかなかイメージする高さに固定できないことはありませんか?そんな時には、台になるようなものを代用してラインを張っているのではないでしょうか。
外出用に持ち運びの便利な固定台があったらもっと便利になること間違いなしです。この固定台のDIYについても見ていきます。
《仕上がり例》
仕上がりの例として、幅500mm高さ800mmで進めていきます。2段階の高さで楽しめるように、地面から500mmの高さにも板を設置すると便利です。
これをラインの両端に設置できるよう2セット作ります。
◎準備するもの
・800mmの木材×8本
・500mmの木材×4本
・422mmの木材×4本
・スリムビス
・丁番×2個
◎作り方
1. 設計図をあらかじめ用意しておくと便利です。
2. 木材を準備したら、スリムビスで組み立てていきます。
3. 800mmの木材に横板を2ヶ所取り付けます。
4. これを2つ作ったら、丁番で繋げます。
5. 再び2つ作って丁番で繋げたら、2セットの完成です。
◎注意点
中間部分にあたる横板は、そのままでは強度がそれほど強くありません。そのため、あらかじめ余った木材や小さめの木材を用意して横板の下にビス留めすると安心です。