マウンテンバイクの意外と知らない種目を詳しく解説

マウンテンバイクの意外と知らない種目を詳しく解説

目次

MTBで実際に行われている大会や競技はどんなものがあるかご存知ですか?
MTBのレースは世界各地で開催されていて、レースの種類も豊富にあります。特に大きな世界的ビッグレースとしては、世界中を巡りながらレースに参加してポイントを獲得していく「UCI マウンテンバイク・ワールドカップ」や1年に1回の世界チャンピオンを決定する「UCI 世界選手権大会」があります。国内でも、年間のチャンピオンと世界選手権への出場権をかけた「全日本代表選手権大会」など100レース以上が行われており、場合によっては3000人以上が参加する大会もあります。
特に、MTBの大会の特徴としては、初級・中級・上級など、自分のレベルに合わせて参加するカテゴリーを選ぶことができることがあります。また、怪我がしやすいスポーツ故に、医療体制も整えられていたり、コース環境が整えられているため、安心して参加することができることが近年の競技者人口の増加に繋がってきています。
では、実際に大会で行われている競技の種類と特徴はどんなものがあるのか、解説していきます!

クロスカントリー

MTB競技種目の中でもメインのうちの1つになります。基本的にはアップダウンの激しい周回コースを何周かしてそのタイムを競うという形式です。主に大会で採用されている3種目とその他の種目をそれぞれ解説していきます。

①クロスカントリー・オリンピック

一般的にクロスカントリーというと「クロスカントリー・オリンピック」のことを指します。1996年のアトランタオリンピックから正式種目になったもので、1週4〜10kmのコースを一斉にスタートし、あらかじめ設定された時間内で何周することができるのかを競います。コースの途中には2箇所以上の給水・食糧・機材補給所が設けられています。
現在ではオリンピック・ワールドカップ・世界選手権と主要なMTBの大会で採用されているクロスカントリーの中でもトップクラスに人気のある種目です。2020年の東京オリンピックでも、男女共にクロスカントリーがMTBの正式種目に選ばれています。

②クロスカントリー・エリミネーター

1週500m〜1kmに設定されたコースを、4〜6人が一斉にスタートして上位が勝ち抜けで次戦へ進むことができるトーナメント形式のレースです。
特徴としては、人口障害物をレース内に設置して良いことや180度以上に曲がりカーブがありません。
見ている人にとってもわかりやすくて、すぐ決着がつくので盛り上がる種目です。現在では世界大会やワールドカップで採用されています。

③クロスカントリー・マラソン

マラソンクロスやクロスマウンテンとも呼ばれるこの種目は、全長60〜160km(国際自転車競技連合の規定では80km以上)のコースを完走するまでのタイムを競う、世界選手権の実施種目です。2015年の世界選手権のエリートカテゴリーのトップが87kmで4時間以上かかるなど、距離によってが競技時間が8時間以上にも及ぶマラソンレースです。長時間走行するだけの体力やパワー・忍耐力が求めらます。

④クロスカントリー・ポイント・トゥ・ポイント

スタートとゴール地点の場所が違うクロスカントリー種目です。主要大会では行われていません。

⑤クロスカントリー・ショートサーキット

1周2km以下の短いコースを30〜60分走行して何周することができたかを競うレースです。

⑥クロスカントリー・チームリレー

国別対抗のレースです。世界選手権・大陸選手権でのみ行われている種目で、男子エリート・女子エリート・U23男子・男子ジュニアの4選手が1チームとなって参加します。その出走順は自由であり、ジュニア選手が混ざった珍しいレースです。

⑦クロスカントリー・ステージレース

数日間に渡って開催され、いくつかのステージに分かれています。

⑧クロスカントリー・タイムトライアル

クロスカントリー・タイムトライアルのステージ中に行われるレースの1つです。

>>ダウンヒル

この記事のライター/カメラマン

広告掲載についてはこちら >>