スノーボード スロープスタイルとは?ルールや技など解説!
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スロープスタイルでの技
今使われている技は【異次元】
一般のスロープスタイルの大会で使われている技はそれほど高難易度の技は少ないと言われていますが、ジャンプセクションではそれでも近年は720°(2回転)は当たり前で最後のキッカーではダブルコークなども繰り出されています。
その反面ジブセクションは抑え気味に攻める人が多く、派手な技ではなく得意な技で尚且つ成功率の高い技が選ばれるため実況者も熱く語らないところになっています。オリンピッククラスの大舞台でのジャンプセクションは1080(3回転)は当然で1440(4回転)も飛び出すまさしく【異次元】と呼ばれるレベルの競技になっています。
平昌オリンピック金メダリストの技
2018年冬のオリンピック【平昌オリンピック】金メダリストのレドモンド・ジェラード【Redmond Gerard】が行った技を調べてみました。
ジブセクションである第1セクションでは 《キャブ180から50-50バックサイド360アウト》 で無難にクリアし、続く第2セクションでは打ち上げ系のキッカーから飛び、 《インディグラブしながらトランスファーで隣のクォーターにランディング》 し、先にあったキンクレールの途中から 《トランスファー50-50、バックサイドボードスライド270アウト》 と軽くこなします。
その次の第3セクションではジブなのかすら分からないボウル状のアイテムを 《バックサイド360 to メランコリー》 で軽くスルーしジブセクション最後のオブジェのようなアイテムで 《バックフリップ180》 を決めでジャンプセクションへ向かいました。
ジャンプセクション最初の特殊なキッカー、通称【ウータンキッカー】と呼ばれるキッカーのリップが斜めになっている非常に飛び出しづらそうなキッカーでトゥサイドのエッジを立てた 《スイッチバックサイド1260》 を決め、次の第5セクションでは数多くのキッカーの中からヒップ形状のものを選択し、横から 《フロントサイドダブルコーク1080》 を見事に着地して最後のビッグキッカーへ向かいました。
最後のキッカーへ向かうまでのアプローチを直滑降し 《バックサイドダブルコーク1440》 を完璧に決めてフィニッシュしました。今映像を再度確認しながら書いているのですが縦回転が入ると分からなくなる回転数で、読んでいる方はさらに分からないかもしれません。