スノーボードの板選びで知っておきたい用語とポイント
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自分のスキルが上達してので新しいことに挑戦したい、違う乗り味を楽しんでみたいなど、自分の理想のライディングスタイルに合わせて新しいボードを選ぶ人が多いと思います。今回は、ボード選びの際に知っておきたい基本的な用語とポイントについて解説します。
基本的な用語解説
スノーボードには普段聞き慣れない専門用語がとても多いです。自分の板を選ぶ際に、店員さんから説明を受けてもそれがどの部分でどんなところに影響があるのかパッとわからないこともあるでしょう。まずは板に関わる基本的な用語を解説します。
板の幅などに関わる専門用語
ノーズ幅
ノーズの一番太い部分の幅のこと。
サイドカーブ
ノーズ部分とテイル部分が中心に向かってカーブ(弧)を描いている部分。このカーブによってターンを行いやすくなる。カーブの半径をサイドカーブ半径といい、数値の小さいほうがカーブの曲がりが大きいため小回りが効く。
セットバック
ボードの中心よりもスタンス幅の中心を後ろに倒した状態のこと。ディレクショナルボードの場合は、デフォルトの状態でセットバックが数センチ入っていることもある。メインスタンスでの滑走が楽になり、パウダーなどでは操作性が上がる反面、スイッチスタンスでは滑りづらくなるというデメリットもある。
ウエスト幅
ボードの一番細い部分の幅のこと。バインディングを装着したときに、板より大きく出てしまうケースなどがあり、自分の足のサイズとのバランスの兼ね合いでチェックする必要があある。またウエスト幅によって乗り味も変わる。
スタンス幅
バインディングをセットしたときの前足と後ろ足のスタンス間の距離のこと。
テイル幅
テイルの一番太い部分の幅のこと。
板の長さに関わる専門用語
有効エッジ
ターン時にボードを傾けた際、実際に雪面にエッジが効く部分のこと。実際に機能するエッジの長さなので、ボードを選ぶときに見るべきポイントの一つ。
接雪長
ボードを平面に置いたときに雪面に接している部分の長さ。
全長(ボードの長さ)
ボード全体の長さのこと。端から端までの水平距離。一般的にボードのサイズを表すときに使われる。
板の形状に関わる専門用語
キャンバー
ボードを床に置いたときに、中心部分の反り上がっている部分、またその形状のこと。このキャンバー部分の高さによって、ターンの際にどれくらい踏む力が必要かがわかる。また、キャンバーが強いボードであればオーリーの高さが出やすい。スノーボードの基本的な形状。
ロッカー
ボードを床に置いたときに、中心部分が天に向かって盛り上がっている部分、またその形状のこと。キャンバーの逆形状であり、不用意な逆エッジが少なかったり、操作性に優れていたりというメリットがある。
フラット
ボードを床に置いたときに、フラットな状態で床に接している形状のこと。エッジを立ててスムーズにターンをすることが可能な反面、オーリーなどの反発ではキャンバー には劣る。
ハイブリッド
ダブルキャンバー、ダブルロッカーなどブランドによってもさまざまな言い方をしているケースはあるが、キャンバーの良いところとロッカーの良いところを組み合わせた形状。ボードを水平に見たときに、WやMのような形状になっている。
3D
ソール部分の中心がエッジ側に向かって湾曲している形状。独特の乗り味がある。
アシンメトリー(左右非対称)
ボードの左右で形が異なる形状のこと。レギュラー用、グーフィー用でターンの入り方に癖がある。