脱パーリング! テイクオフの”コツ”

脱パーリング! テイクオフの”コツ”

ボードが滑り出す感覚を感じよう!

まずは中級者や上級者のいるポイントから離れ、インサイドでブレイクしているスープ(波が割れた後にできる白い泡)を使って練習してみましょう。
自分のいる場所から2〜3メートルほど離れた沖からくるスープに合わせて、寝そべったまま岸まで滑っていきます。ここではあえてテイクオフの立ち上がる動作はせずに、ボードが波に押されて勝手に滑っていく「力」を感じましょう。

スープで滑る方法

  1. 足がつく場所で波を待つ。
    (進行方向や周りに障害物や人がいないか確認しましょう)
  2. スープが来たら岸側に向かって海底を蹴ってボードに飛び乗る。
    (このとき、重心が前すぎるとボードが沈むため、ボードのやや後方に重心がくるように意識しましょう)
  3. あとは岸まで滑っていくだけです。
    (しっかりとボードの中心に乗ることを意識し、ノーズが沈まないようにバランスを取りましょう)

波の力を感じることができたら、両手を胸の下付近のデッキ上に乗せ、胸を反らせます。こうすることによって重心が前方に移り、スピードを出すことができます。あとは先ほどテイクオフの基本で説明した3〜4の動作を行ます。上手くボードが滑り出すことができればボード自体が安定し、比較的簡単にボードの上に立つことができます。

テイクオフの確立をあげる“コツ”

  1. 視線はボトム(波の下側)を見るのではなく、波のフェイス(横方向)を見るように意識する。
  2. テイクオフをする際、レールを手でがっちりと掴まない。
  3. 立ち上がる際、飛び乗るのではなく歩くように立ち上がる(デッキ部を見ないで立つ)。
  4. 足を移動させるとき、頭の位置が大きくブレないように意識する。
  5. 手を離した後、足が伸び切らないようにする(スタンスは自身の肩幅程度を意識)。

上記の5つのポイントを意識することにより、テイクオフの成功率を飛躍的に上げることができます。しかし、波がブレイクするのが極端に速いダンパー(うねりが盛り上がって来て一気に割れる波)だったり、バックウォッシュ(浜辺から沖に帰る波)など癖の強い波だったりすると、思うようにタイミングを取ることができず、パーリング(ボードから落ちること)してしまうこともしばしばあります。

>>テイクオフを比較的容易にする方法

この記事のライター/カメラマン

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